ご挨拶

chairman

社会福祉法人前橋あそか会
理事長 鈴村浩文

地域に根差して50余年

前橋あそか会の母体は、前橋積善会です。同会は、市内の僧侶をはじめとする有志12人が、1880(明治13)年に創設。慈悲善隣・弱者救済を根本理念に、貧困家庭を対象にした経済的援助や無料・低額診療券の交付、県内初となる精神科病院・厩橋病院の開院、看護婦学校の開校、結核で苦しむ患者のための病院設立など、積極的に活動を続けてきました。 そんな同会が、ケアの行き届いていなかった知的障害者福祉に注力しようと、1967(昭和42)年9月30日に設立したのが「社会福祉法人前橋あそか会」です。「あそか」の名は、お釈迦様が誕生されたルンビニーの花園に咲いていた「無憂華(むゆうげ)」という花のサンスクリット語名「阿輸迦(アショカ)」に由来しています。「無憂」のごとく、世の中の「憂いや悩み」を取り除くようにとの願いがこめられています。 設立以来、本会は知的障害者更生施設「赤城野荘」、知的障害者通所授産施設「光明園」、知的障害児通園施設「たんぽぽ学園」などを次々に開設。今では、誰もが自分らしく輝き、安心して過ごせる5つの施設と20の事業を運営するまでに成長しました。これも、さま方のご支援なくしては成し遂げられないものです。改めて感謝申し上げます。 前橋あそか会は、前橋市の江木町を中心として地域福祉の向上・増進に努めています。 10年計画の大事業である「きらめきの郷まちづくり事業」も順調に進み、施設整備の目標については特別養護老人ホームやすらぎ園の建替え事業を残すのみとなりました。国は令和6年度の制度改正でも地域包括ケアシステム、地域共生社会の構築を高らかに掲げています。ともに高齢者が自分らしく生活を続けられる社会を実現するための施策ですが、やすらぎ園はそのためにこの地に絶対必要な社会資源であり、この事業を完遂することが今の前橋あそか会に課せられる最大のミッションです。 この目標達成のために運営努力して参りますので、みなさまには、引き続きご支援・ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

法人沿革